セスナ機は墜落か?それともUFOによる誘拐か?
若きパイロット フレデリック・バレンティッチ、彼のこの日のフライトは、海産物を積み込み直ぐに引き返してくる予定だった。
1978年10月21日午後6時過ぎ、オーストラリア ビクトリア州メルボルンに近いモラビン空港から、目的地のキング島 約200キロ先に向かい飛びたった。
午後7時「オタウェー岬を通過した」とメルボルンの管制塔に報告が入った。そんな矢先の午後7時6分に、「奇妙な4つの光が見える」と緊急報告続いた。「これは航空機じゃない、細長い形だ、緑色のライトが見える。機体は金属製らしい・・・外側が輝いている」という。
その12分後、悲壮な声で「そいつが上にいる」と連絡が入り、その直後「メルボルン管制塔・・・」との呼びかけを最後に、通信は通信は途切れた。管制塔の受信機からは、その後17秒間だけ、カチカチ、ガリガリと不気味な金属音が聞こえていた。
セスナ機遭難の一報を受け、直ちにオーストラリア軍が空と海から大捜索を行った。だが、4日経っても、遺留品も機体の残骸も発見出来なかった。
当初は単なる飛行機事故として報道されたが、管制塔の記録テープが公開され、UFOらしき物体の介入がほのめかされると、現地は騒然となった。
実は、事件の6週間前よりオーストラリアでは、UFOが頻繫に目撃されるようになっており、事件の起きた日は、そのピークだったのだ。
バレンティッチが消息を経った時刻にも、緑色に光るUFOの目撃情報が多数確認されている。しかも、バレンティッチが消失する20分前に現場付近で無気味なUFOが撮影されている。さらに「オイルを垂らしながらUFOの側面に貼り付いたセスナ機」の目撃情報もあるのだ。
バレンティッチが失踪する前日に、出現していたUFO。関連は分かっていない。
バレンティッチのセスナ機が、痕跡ひとつ残さず消えた事で、墜落説や爆発説などの常識的な可能性は薄い。やはり、バレンティッチはセスナ機と共にUFOに誘拐されたのでは?