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これぞ正に鬼滅の刃‼ その名は「鬼切丸」

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鬼を切った刀が実在した!
https://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/201602040003/


週刊少年ジャンプにて大好評連載中、吾峠呼世晴先生による漫画作品である「鬼滅の刃」。そこに登場する主人公達鬼殺隊が、所持する日輪刀。しかし、日本には古来より伝わる刀に、鬼を切る(切った)と言う日本刀がある。その名も雄々しい「鬼切丸(おにきりまる)」。

鬼切丸

刃長85.4㎝ 反り3.7㎝
鬼切丸は髭切(ひげきり)とも呼ばれるが、実は、どちらも別名である。本当の名は、「鬼切安綱(おにきりやすつな)」と言います。現在、北野天満宮(旧称は北野神社)が所蔵しております。

古くは『太平記』の一節で語られる。鬼切は伯耆国(ほうきのくに)の鍛冶安綱が鍛え、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)に奉じた。鈴鹿山で鈴鹿御前との戦いに使用され、伊勢神宮に参拝した際には天照大神より夢の中でお告を受けて伊勢神宮に奉納したという。
その後、伊勢神宮に参拝した源頼光が夢の中で「子孫代々に伝え、天下を守るべし」と天照大神より鬼切を受け取った。頼光の手に渡ると、家臣である渡辺綱(わたなべのつな)に貸し出され鬼の腕を切り落とした。また、源満仲が戸蔵山の鬼を切ったことから鬼切と名付けられた。
源家に相伝された鬼切であるが新田義貞が北条氏の宝刀鬼丸国綱と共に入手したものの、藤島の戦いで義貞が斯波高経(しば たかつね)に討たれると鬼切と鬼丸は高経の手に渡たる。高経が鬼切と鬼丸を手に入れたと知った足利尊氏は源氏の嫡流である足利氏への引渡しを求めた。それに対して足利氏と同格であると自負していた高経は拒否したため尊氏を憤慨させたという。鬼切は高経から子孫である最上氏へ伝来する。
かつて鬼切は売りに出されたものの、有志によって買い戻されて北野天満宮に奉納された。   

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渡辺綱茨木童子の戦い

渡辺綱に腕を切り落とされた鬼は、茨木童子(いばらきどうじ)であるという話が有名だ。腕を切り落とされた茨木童子が泣いていると、兄貴分の酒呑童子(しゅてんどうじ)に、鬼のくせにめそめそしやがって、鬼なら腕を取り返して来い!と、はっぱをかけられた茨木童子が、渡辺綱の母に化けて腕を取り返す、お話です。この話は後世の説話集や能、謡曲、歌舞伎などで語り継がれてきましたが、本来は別々の鬼であると言うのです。羅城門の鬼と茨木童子がしばしば同一視されていると言います。

羅城門の鬼

源頼光酒呑童子を討伐した後、自分の屋敷で頼光四天王と平井保昌とともに宴を催していたところ、平井(または四天王の1人・卜部季武)が、羅城門に鬼がいると言い出した。四天王の1人・渡辺綱は、王地の総門に鬼が住む謂れはないと言い、確かめるために鎧兜と先祖伝来の太刀で武装して馬に乗り、従者も従えずに1人で羅城門へ向かった。
九条通に出て羅城門が正面に見えてきた頃、急に激しい風に見舞われ、馬が動かなくなった。綱が馬から降りて羅城門へ向かうと、背後から現れた鬼に兜をつかまれた。すかさず綱が太刀で斬りつけたが、逆に兜を奪われた。綱の太刀と鬼の鉄杖が激しくぶつかり合った末、綱はついに鬼の片腕を斬り落とした。鬼は「時節を待ちて、取り返すべし」と叫んで、空を覆う黒雲の彼方へ消えて行ったという。

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ちなみに、源頼光とは平安時代中期の武将で、坂上田村麻呂藤原利仁藤原保昌と並び、伝説的な武人です。また、頼光四天王渡辺綱坂田金時碓井貞光卜部季武)が有名です。同じ時代に安倍晴明が居ます。野村萬斎さん主演映画の、晴明と仲良しの源 博雅(みなもと の ひろまさ 伊藤英明さん演じる)が登場しますが、源 博雅は平安時代中期の公卿・雅楽家です。


源 博雅は、天皇の前で緊張してしまい、失敗してしまった話が伝わっているそうです。また、とてもお酒に強い方だとも伝わっているそうです。ちょっと、親しみがありますね。


それにしても渡辺綱さん、とてもお強い!この時代の武人は、まるでスーパーマンのようですね。