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古墳が里山!里山を守る!

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古墳と住民の意外な関係
あの有名な歴史上の人物も!
遺産の評価ポイント

住民との意外な関係

世界文化遺産への登録が決まった,宮内庁仁徳天皇陵として管理する大仙古墳
大仙陵絵図(江戸時代)、享保年間江戸時代中期に描かれたものに、樋門の絵が描かれていた。この樋門の栓を抜くと、お堀の水が流れるようになっている。
田んぼの用水で灌漑池(かんがいいけ)として、昭和初期までは豊かな田園地帯が広がっていた。お堀は長い間、溜池として周辺の田畑を潤してきた。 一般の農家の人たちのために、
古墳のが生きていた。 地域の人にとっては命の水だった!更に当時地元の人々は、大仙古墳に立ち入っていたらしいのです。(現在は立ちる事はできません)
大仙古墳周辺の土地を納めてきた旧 筒井家(大阪堺)、江戸時代から明治にかけて古墳の様子を記した資料、仁徳天皇御陵沿革取調書(明治39年)、堺の商人の鉛屋某(なまりやなにがし)と言う人が、古墳の一部を開梱(かいこん)して桐の苗木を植えたと描かれている。

植林薪取り(しょくりんまきわり)

江戸時代地元の商人が、植林を行い地元の住民も薪をとっていた。
別の文章には、西堤のその外の芝間は舳松村(へのまつむら)牛飼い場なり、
と書いています。 放牧地・牧場・農耕用の牛、の事です。

歴史上の人物も

あの有名な歴史上の人物も!
前方の頂は国見山と称す ここぞ秀吉公花見のところなりとぞ
豊臣秀吉が仮の住まいを構え、花見や鷹狩を行ったと言われている。

形崩れた古墳どう保全する?
現在も宮内庁西安と尊厳を尊重する為と、立ち入りを禁止している。
お堀の水の浸食や地震などで形が崩れた、宮内庁では今後整備方法を慎重に検討し、保全対策を講じていくとしています。

世界文化遺産評価ポイント

古墳の保存状態が良好!
1600年経っているのにも関わらず、非常に残りが良い!人々の居住しているエリアの中で、残ってきている事が評価されている。それは地元の方々の古墳への関わりが、そういったものを残して来た。
今回世界文化遺産に登録された古墳は、大仙古墳・百舌古市(もずふるいち)古墳群(49基の古墳) こうした古墳は住宅街の中にある。

世界文化遺産でも大変なことに?
崩壊進む古墳、古墳どう守る?

大阪藤井寺市 津堂城山(つどうしろやま)古墳
雨により削られた古墳、このままでは土に埋まっている石棺が、むき出しになる可能性があるため、市では 1000万円かけて修復することにしました。
市内には、保全の見通しすら立っていない古墳もあります。
大阪藤井寺市 はざみ山古墳
ここもこのまま放置すれば、前方後円墳の形を保てなくなりますが、財源の見通しが立っていません。 やらなければならない事が多すぎて、全ての保全を行えば市の財政が破綻する。しかしやれないと言うことになると、世界遺産保全として一体どういうことなんだ?と言われて世界遺産から外されることも考えられます。

日本が誇る古墳どう守っていく?
日本が世界に誇る古墳をどう守っていく?
文化財保護制度、 市町村が保存管理 国都道府県がサポート
小さな町に非常に重要で大きな文化財があった場合、 町の財政だけでは支えきれない。 今回は世界遺産をきっかけにして 、文化財保護制度の工夫が必要です。また、 小さな街に大きな遺跡がある場合 、都道府県国のサポートが手厚くなるような そういうことも必要ではないか?
崩壊進む古墳も未来へどう守る?
文化財登録は良い事ですが、それをどう保全するかが今後の課題となっているようです。オカルトひろば
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参考元 NHK