1600年間に渡り存在し、精緻な彫刻帯が施された霊廟とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B9%E9%9C%8A%E5%BB%9F
精緻な彫刻が施された墓所
ハリカルナッソス
ハリカルナッソスは、小アジア西部の地中海沿岸にあったカリアの首都である。(現在のトルコ)
マウソロス
ハリカルナッソスの霊廟とは、マウソロス霊廟の事を言う。
マウソロスとは、アケメネス朝ペルシャの高官で、後に属国カリアの統治者(在位=紀元前377~前353)となった。
この霊廟に、マウソロスとその妻アルテミシアの遺体を安置した。
アルテミシア(ヨハン・ハインリヒ・ティッシュバイン(英語版)画)
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当初この霊廟は夫の死後、アルテミシアが建設したと言われていた。だが実際は、マウソロスの生存中に工事が開始され、完成は夫妻の死後の紀元前350年。
壮麗な墓所
マウソロス霊廟は、カリアの首都ハリカルナッソスの中心にある丘の上に建てられた。
https://free3d.com/ja/3d-model/mausoleum-at-halicarnassus-7083.html
その構造は3層からなり、第1層は墓本体となる長方形の石壇を取り巻いて階段と外壁が築かれ、神や戦士の像が配置された。
外壁の周囲には、ギリシャ神話などを題材とした美しい彫刻が施されたと言われている。
第2層は第1層の上部に、36本の円柱と彫像が建てられた。
https://free3d.com/ja/3d-model/mausoleum-at-halicarnassus-7083.html
第3層は24段のピラミッド形の屋根、頂上には巨大な馬車の像が載せられていた。
現在の霊廟
霊廟は、ハリカルナッソスの町が外敵の侵入により滅びてもなお、1600年にも渡り存在し続けた。だが、度重なる地震によって、ついに15世紀初めに倒壊したと言う。
15世紀末、跡地に聖ヨハネ騎士団の要塞が造られた。この時、霊廟の残骸はほとんど外壁に使われてしまった。しかし、一部の彫刻は後にイギリスに渡り、現在は大英博物館に所蔵されている。
右「マウソロス霊廟の彫刻」(「戦車を牽く馬の像の一部」) 大英博物館
左「マウソロス霊廟の彫刻」(男女の立像) 大英博物館
http://blog.livedoor.jp/searchofvermeer/archives/49425466.html
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