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【時事問題】巨大台風 流域型洪水の衝撃

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流域型洪水とは?



日本列島を襲った巨大台風、災害と向き合う社会のあり方、私達の意識も根本から変えていく必要があると言う。

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台風19号 暴風域 直径650km、今回の災害で決壊が68ヶ所・氾濫125ヶ所、氾濫のべ262河川(16都県)およそ4200棟の住宅が水に浸かるなど、各地で甚大な被害をもたらした。


今回の災害で最も多くの犠牲者を出したのが、福島県から宮城県にかけて広がる「阿武隈川」流域です。


激しい雨が振っていない場所でも、洪水にみまわれたのは何故か?


山田正 氏(中央大学理工学部 教授 河川工学専攻 )によれば、今回の洪水はこれまでとはまったく違うものだった。注目したのは阿武隈川流域の山の斜面、一昨年の九州北部豪雨と比較すると、豪雨災害で発生する土砂崩れが少なかった。


氾濫域は広いのに、山の斜面が滑った跡が無いのが、非常に「特異な現象」。


物凄い強さの雨ではないから、山の斜面が滑ったり、その跡がほとんど見当たらない。


各地で同時多発的に、河川が氾濫した「流域型洪水」


流域全体で降った雨が、毛細血管の様に広がった支流で増水、時間をかけ本流に流れ込みます。その結果、大量の雨が降った場所から遠く離れた所で洪水が発生。さらに、台風が過ぎ去った後にも、時間差で氾濫したケースが相次いだ。


局所的に物凄い雨が降っている訳ではないが、流域全体で降っている。それが本流に入ると、非常に大きな流量を作り出すので、逃げ遅れに繋がります。


流域型洪水と言う かつてない事態、多くの人が一度は避難したものの、雨・風のピークが過ぎた後に、家に戻り「命の危険」にさらされました。


雨の降り方と氾濫の発生に時間差、タイムラグが有るリスク。

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バックウォーターと言う現象が、連鎖したとみられる。信濃川の増水により水が支流に押し戻され、支流の支流へ水が押し戻される。遥か上流で降った大雨が、支流の支流まであふれさせるとは、市も予測出来ませんでした。


問題や課題が浮き彫りに

  • これまで経験した事が通用しない様な災害
  • これまでの災害対応が生かせない
  • 上流の雨・河川の水位を、どの様に避難に役立てていくのか?


今後、台風19号クラスの台風が、増えると予測されます。それに備え、私達は何をするべきなのか?また、迅速な避難対応などが、これまで以上に必要とされます。国や自治体の対応だけでなく、一人一人の危機意識が問われています。


参考元 NHKスペシャル

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