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【謎】マーシー・ブラウン吸血鬼騒動

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本当に彼女は吸血鬼だったのか?


近代のアメリカに出現した吸血鬼として、人々に衝撃を与え今も語り継がれている事柄がある。


時は19世紀末のアメリカ東部、ロードアイランド州エクセターという田舎町。1880年代にこの地に移り住んできた、ブラウン一家は結核に苛まれた。


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最初に妻のメアリーが逝去。1888年に、長女のメアリ・オリーブが母と同じ結核で死亡した。当時結核は不治の病として隔離されるなど、とても恐ろしい感染病棟でした。


そして、その3年後に妹のマーシー結核にかかり、1892年1月に死亡した。さらにその2ヶ月後、マーシーの兄エドウィン結核を発症したと診断される。


当時のアメリカは、まだまだ迷信や民間伝承が色濃く残り、結核に対する医学的な知識も不十分でした。


その為、目に見えて衰退していく一家の様子に、村人たちは「死んだ家族の誰かが吸血鬼で、墓から甦りエドウィンの血を吸っているのではないか」と噂した。


父ジョージは、エドウィンだけは助けたいと考え村人たちの力を借りて、妻や娘の墓を掘り起こす事を決意した。


今でこそ火葬が30%程あるアメリカも、当時は土葬なである。その為、4年前に亡くなった妻と娘メアリーの死体は、分解され見る影もなかった。


しかし、2ヶ月前に埋葬したはずのマーシーは、まるで生きているかの様に、みずみずしい顔をして眠っていた。しかも、その髪と爪には、死後伸びた形跡があった。


「この子が吸血鬼だ!」


村人たちは、遺体となっているマーシーの胸を切開し、心臓を取り出して燃やした。この灰をエドウィンに与えたが、治療のかいなく2ヶ月後に帰らぬ人となった。


現在もマーシーの墓地は、この地にある。そして夜になると、さまよい歩く姿が目撃されると言う。


マーシーは本当に、吸血鬼だったのだろうか。今も、眠っているだけなのだろうか?