流れ着く足首、何故 右足なのか?
2007年以降、カナダ バンクーバーからアメリカ シアトルに至るサリッシュ海沿岸で、不気味な物の漂着が続いた。
同年8月20日 ジョージア海峡の小島に訪れていたアメリカ人家族が、海岸で右足だけのスニーカーを見つけた。
12歳の娘が、そのスニーカーを手に取り、靴紐を解いたところ、靴の中からポトリと落ちたのは、人間の足首だった。
スニーカーは、2003年のインド製で、白地にブルーのメッシュが入っていた。
この不気味な漂着物は、その後も続いた。2008年11月13日mでに、スニーカー又はジョギングシューズを履いた、片足だけの漂着物が6本も発見された。
バンクーバー警察は、殺人事件を視野に入れて捜査したが、中々光明は見られなかった。
DNA鑑定により、行方不明になっていた男性のと判明した1件を除けば、足の身元は分からなかった。
海難事故による被害者の遺体の一部が、流れ着いた可能性を指摘する専門家もいた。
だが、その後も足が流れ着いた。2010年8月 ワシントン州ピュージェットサウンドの海岸に、9件目となる女性か子供の靴が打ち上げられた。中にはミイラ化した足が入っていた。
ワシントン州保安官事務所のエド・ウォレス刑事は、「一連の事件に犯罪行為が行われたと、示唆するものは無い。足は腐敗によって、自然に体から離れたものと判断される」と語った。
しかし何故、ほぼ右足なのか?という謎は残ったままだ。
足は2014年も一つ漂着し、合計15本となっている。足の主は男性も女性も有り、靴はほとんどがスニーカーでナイキ・ニューバランス・アディダスなどの製品だが、サイズはみな違う。
この15本もの足、本当に事件性が無いのかが謎である。
参考元 学研プラス