幸いなことに10年以上、何も起きてはいない。
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血の涙を流すマリア像
慈愛の象徴である聖母マリア、そのマリア聖像が、まるで世を憂うかのように「血の涙」を流す。実は、そんな奇跡が、世界各地で起きているという。
ここで紹介するのは、アメリカで起きた奇跡。2005年11月16日 アメリカ カリフォルニア州サクラメントにあるベトナム・カトリック殉教者教会。この教会に安置されている聖母マリア像が、血の涙を流しているのが発見された。
最初に発見した聖職者は、これを誰かのイタズラだと思い、直ぐに拭き取った。だがその5日後の朝、マリア像の清掃にやって来た別の女性が、血の涙を発見した。
彼女は直ぐに神父と信者に報告をした。ミサの最中にもかかわらず、神父たちが駆け付け見つめる前で、今まさにマリア像の左目から、赤い液体がしたたり落ちるところだった。
神父たちが固唾を飲み見守る中、その左目からこぼれ落ちた赤い涙は頬を伝い顎へと流れ、顎先からポタリとしたたり、彫像の白い衣服を赤く染めた。この奇跡を目の当たりにし、「神の奇跡だ!」と口々に、跪(ひざまず)いて黙祷を献(ささ)げ、感極まり涙する信者もいた。
噂はあっという間に広がり、教会には信者たちだけでなく、マスコミが取材に来る騒ぎとなった。駆け付けたテレビ局が、実際に血の涙が流れていく場面を撮影することに成功し、テレビで大々的に放映した。
しかし反響も大きく、「マリア像が血の涙を流すのは、何かが起きると言う警告だ!」「大地震や洪水、疫病の前触れではないのか?」と言う噂が起こってしまう。奇跡が一転して、災厄の前兆だと懸念されてしまったのだ。
災厄ではなく、安寧をもたらす奇跡か、落涙の現象の真相は謎のままである。