コトパクシ号にいったい何が起きたのか?
バミューダ・トライアングル この海域では、謎めいた失踪事件が多発する。そこは、マイアミとプエルトリコとバミューダを結ぶ、「魔の三角海域」として、過去に多数の船舶や航空機が、消滅や失踪をしてきた。現在でも、恐れられる海域である。
2015年 驚きの事件が起きた、しかし厳密に言えば90年前に起きた事件である。
事の詳細を話そう。1925年11月29日 アメリカ サウスカロライナ州チャールストンから、キューバ ハバナ島に向かい蒸気貨物船「コトパクシ号」が出港した。積荷は石炭2340トンで、乗組員は32人だった。
その後、コトパクシ号は行方不明となっていたが、2015年5月16日 早朝ハバナに向かって進んでくる、旧式の蒸気船をキューバの沿岸保全員が発見した。それはなんと、コトパクシ号であった。
90年の時を超え、突如姿を消した現したコトパクシ号、その船体はかなり老朽化しており、過ぎ去った歳月を物語っていた。
船内で発見された日誌には、1925年12月1日までの航海記録しか記されておらず、90年前にコトパクシ号に何が起きたのかは、書かれていなかった。
この事から出向して2日後、予期せぬ事柄に見舞われて、消息を絶ったと考えられる。しかし90年もの間、いったいどこをさまよっていたのか?
それに不思議なのは、海は広いと言えども、他の船舶や各国の海軍レーダーなどが捉えているはず。なにより32人の乗組員の、死体すら発見されていない。
バミューダ・トライアングルで多発する消滅事件の原因として、突如現れる異空間に入り込んでしまうと言う説がある。そして、90年後に開いた出口から、この世界へ出現したとでも言うのか。
だが、そうだとしても、乗組員32人はいったいどうしてしまったのだろう?
キューバの内閣府副大臣、アベラード・コロメ将軍を筆頭に各閣僚は、コトパクシ号の消失・再出現の謎を調査する!と宣言した。その後、続報は無いらしいです。