パターソン・フィルムを検証した結果、ビッグフットは実在する!
パターソン・フィルムをご存知でしょうか?そう、ビッグフットが撮影されたフィルムです。
ビッグフットとは、アメリカ合衆国・カナダのロッキー山脈一帯で目撃されている未確認の獣人です。身長は2~3メートル位、二足歩行で、カラダは顔の部分以外は毛むくじゃら、足跡が大きいもので45センチ。体臭が強烈らしいです。
1967年10月 米国カリフォルニア州のブラフクリークで撮影されました。撮影者はロジャー・パターソンと友人のボブ・ギムリン、彼らの名前を取って「パターソン・ギムリン・フィルム」とも呼ばれています。ビッグフットを撮影した貴重な映像です。
ですが、当然昔からフェイクだと言われています。何故なら、アメリカ スミソニアン大学霊長類研究所等の科学者達が、このフィルムを見て、着ぐるみによるフェイク映像だという見解を示したからです。
反対に旧ソ連のモスクワ科学アカデミーは、この映像を本物と主張しました。その根拠とされたのが、歩行の際に大腿部に膨らみが生じるなどの理由から、着ぐるみではないと結論付けた。
しかし今度は、実際にフェイク映像を作ったと言う人物が現れた。2002年 ワシントン州に住むレイモンド・ワラスなる者が、死の直前に「着ぐるみを着て撮影した」と告白。さらに、2004年3月に出版した著書の中で、ボブ・ヘイロニムスという人物も、「私が着ぐるみの中に入って撮影したフェイク」と突然告白した。
だが、旧ソ連のモスクワ科学アカデミーが示唆した通り、人間にこの映像に映る動きは再現出来ないらしい。だとすると、50年も昔にこの様な精巧な着ぐるみが作れたのか?かなり疑問である。
そして2010年1月 ナショナル・ジオグラフィック・チャンネルで「パターソン・フィルム」が再検証された。結果は意外な物であった。
1. 人間のアクターに同様の動きをしてもらい、モーション・キャプチャを取って比較してみると、同じ動きをするのは、とても困難であることが判明。さらに、着ぐるみを着た状態ではほとんど無理。
2. 足の骨格が太ももより膝下のほうが短く、明らかに人間とは異なる。着ぐるみで膝下を短くするというのは無理(伸ばすことは可能だが)。
3. スーツ・クリエイターによれば、毛とその下の筋肉が自然で、変なたるみが生じていない。1967年当時の技術で、ここまで自然な着ぐるみを制作することは難しい。
4. 撮影場所を探し出して、その一帯をレーザー・スキャンし、精密な3Dジオラマを作成。撮影者のパターソンさんの立ち位置や、レンズの焦点距離などを割り出す。その結果、ビッグフットの身長は2m10cm~2m30cmと判明。
この結果により、近年では「パターソン・フィルム」は、本物である確率がかなり高いと言われている。また、現時点においても、これに匹敵する映像は確認されていない。